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Samuel Scheidt
ザミュエル・シャイト


scheidt img 1587年11月4日生、1654年3月24日没。
 ドイツ・プロテスタントのオルガン曲、特にコラール編曲の基礎を拓いた作曲家。
 コンペニウス(H.Compenius)の教えを受け、1603年ハレのモーリツ教会のオルガニストとなり、1608年当時のアルプス以北の最大のオルガニスト、スヴェーリンクに師事するためにアムステルダムに留学した。1609年、当時ハレに宮廷を持っていたブランデンブルグ辺境伯クリスティアン・ヴィルヘルムの宮廷オルガニストを務め、ライプチヒのトーマス・カントルのシャインと親交を結んだ。1620年ハレの宮廷楽長に就任、24年代表作「新譜表 3巻 Tabulatura nova」を出版した。この曲集は、当時ドイツで一般に用いられていたオルガン用の文字記譜法に代わって、五線譜を用い、トッカータやフーガのほか、コラールや世俗歌曲に基づく前奏曲、変奏曲、ファンタジアなどを豊富に集めたもので、その優れた主題処理の技法によって、その後のドイツオルガン音楽の発展に重要な影響を及ぼした。1628年〜30年、彼のために特に設けられたハレ市の最高の音楽家の地位である都市音楽監督に任ぜられたが、種々の不幸な出来事によって辞任し、以後はもっぱら作曲活動に専念した。
 彼のその他のオルガン曲には、100曲のコラール集に4声体の和音付けをした「ゲルリッツ・コラール集 Gorlitzeer Tabulatur-Buch」(1650)などがある。また4-5声部の器楽アンサンブルのための舞曲集および協奏風の複合唱様式によるコラール・モテトなどを残した。




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